PSGで伸び悩んだ印象あるドラクスラー photo/Getty Images
パリへの移籍が正解だったかは……
2022ワールドカップ・カタール大会制覇を目指すドイツ代表は、バイエルン組がチームの中心となっていくのだろう。前線ではトーマス・ミュラー、セルジュ・ニャブリ、レロイ・サネの3人が元気で、若いジャマール・ムシアラもいる。
そこにチェルシー所属のカイ・ハフェルツ、ティモ・ヴェルナー、レヴァークーゼンの若きチャンスメイカーであるフロリアン・ヴィルツ、ザルツブルクでブレイクするカリム・アデイェミらが絡んでいくイメージか。
独『Bavarian Football Works』も上記の選手たちは高い確率でワールドカップメンバーに入ってくると見ているが、そんな中ですっかり忘れられている選手がいる。
パリ・サンジェルマンMFユリアン・ドラクスラーだ。昨季までもパリの都でどこか影の薄いところはあったが、昨夏にはリオネル・メッシが加入。話題はネイマール、メッシ、キリアン・ムバッペがすべて持っていくことになり、ドラクスラーは今季もバックアッパーだ。
しかも昨年11月からは負傷離脱しており、今季もリーグ戦では10試合にしか出場できていない。同メディアはドラクスラーが代表メンバーから落選する可能性が高いと見ており、モナコFWケビン・フォラント、ヴォルフスブルクFWルーカス・ヌメチャ、ドルトムントMFマフムード・ダフードらと同等の評価に留まっている。
ドラクスラーは昨夏のEURO2020でもメンバーに入れなかったが、今年のワールドカップも逃してしまうのか。前回大会はグループステージ初戦のメキシコ戦に左ウイングとしてフル出場するなど、4年前はもう少し高い評価を得ていた。それだけに、28歳と良い年齢を迎えながらの現状は寂しいものがある。才能的には代表の中心にもなれたはずだ。
代表での最後の試合は2020年10月のネイションズリーグ・スイス戦となっており、このままでは今年のワールドカップも逃すことになるかもしれない。