シント・トロイデンで存在感を発揮する photo/Getty Images
ここまでの最終予選は権田が出場
FIFAワールドカップのアジア最終予選で日本は2月1日にサウジアラビアと対戦する。首位とのホームでの一戦は絶対に負けられない戦いとなるが、森保一監督はどのようなメンバーを採用するだろうか。
現在の日本代表で注目の1つなのが、守護神争いだろう。現在は権田修一が正GKとなっているものの、絶対的な地位を確立しているとは言い難い。38歳を迎えた川島永嗣の後継者となる選手はいまだに出てきているとは言えないだろう。
そんな中で注目したいのがシュミット・ダニエルの台頭だ。2019-20シーズンにベガルタ仙台からシント・トロイデンへと移籍すると、守護神としてチームを支え初年度からジュピラー・プロ・リーグで20試合に出場。昨季も24試合出場しており、チームで正守護神の座を確立している。
197cmという恵まれた体格を武器に鋭いセービングでピンチを脱するGKだ。長身のアドバンテージは大きく、多少難しいボールでも簡単に届いてしまう。ベルギーでもその特長を遺憾なく発揮しており、日本代表でもキャリアを積むことで安定したプレイを披露できるはずだ。身長だけでなくGKとしての能力も非常に高く、彼の好プレイでチームの士気を上げることもできるだろう。
サウジアラビア戦での起用は現実的ではないかもしれない。3月にはオーストラリア戦が控えており、長身選手が揃うオーストラリア相手にはシュミットの起用も十分あり得る。