今後の去就が気になるポール・ポグバ photo/Getty Images
今季はチームトップの8アシストを記録している
ラルフ・ラングニックに指揮官を変更するも、今のところ上手くいってはいないマンチェスター・ユナイテッド。直近のブライトン戦では勝利したが、バーンリー、サウサンプトンと2試合連続で引き分けてしまっており、勝ち点を落としている。
そんなマンUだが、もう一つ大きな問題を抱えている。ポール・ポグバの去就問題だ。2016年にユヴェントスからやってきたポグバは5年契約を加入時に締結しており、今季はその5年目となっている。移籍を希望するとの話もあれば、一転残留を希望しているとの話もあり、実際のところは分からないままだ。
マンUの今の中盤事情は難しいところだが、このままフリーで売却するのがベストな判断か。確かに彼の創造性は今のフレッジやスコット・マクトミネイらと比較すればトップのレベルにある。リーグ戦での8アシストがそれを証明している。しかし、守備面での貢献は期待できない。
また、モチベーションからくるパフォーマンスの一貫性のなさは常に気になるところだ。以前からいわれている話ではあるが、MOM級の働きを見せたかと思えば、次の試合ではパッとしないプレイに終始してしまうこともある。改善は期待されていたが、もう28歳であり、ここからの意識改革は望めない。
同じように高額年俸を支払うのであれば、噂されているウェストハムのデクラン・ライスを獲得すべきだ。ポグバほどの創造性はないが、展開力や守備力は申し分なく、まだ23歳と若い。怪我も少なく、チームの柱として今後を任せられる選手だ。
ユヴェントスから電撃加入も、徐々に勢いは落ちてしまっているポグバ。パフォーマンスに一貫性が出るのであれば残留させるべきだが、変わらないのであれば放出はベストな判断となるだろう。