セルティックの最終ラインで奮闘を見せるカーター・ヴィッカース photo/Getty Images
「キャメロンは本当に変わった」
以前はどこか自信なさげにプレイしていたものの、今季スコットランドでトッテナムの若者が大きな飛躍を遂げている。2021-22シーズン、セルティックで急激にその評価を高めているのはアメリカ代表DFキャメロン・カーター・ヴィッカース(24)だ。
今季はここまでスコティッシュ・プレミアシップで25試合に出場しているカーター・ヴィッカース。トッテナムではまだ5試合の出場しかないものの、かつてNBAで活躍した父親譲りのフィジカルを武器に彼は新天地でここまで印象的な活躍を披露している。リーグ最少失点(18点)を誇る今季セルティック守備陣において、彼は要と言える存在にまで登り詰めているのだ。
そして、その貢献度の高さはスタッツにも表れている。データサイト『SofaScore』によると、今季のカーター・ヴィッカースはクリア数(109回)や地上戦勝率(60.0%)、空中戦勝率(73.29%)といった部門でチームトップ(今季出場20試合以上)の数字をマークしている。また、対峙した相手にドリブル突破を許した回数もまだ「3」しかない。こうした成績を見ても、今季の彼がいかに驚異的な対人性能を誇っているかは窺い知ることができるだろう。
「セルティックに向かって、キャメロンは本当に変わった。スパーズではあまりチャンスを得られなかったが、スコットランドで彼はようやく自分の居場所を見つけた。ポステコグルーにとってこのアメリカ人の存在は間違いなく大きい」
そんなカーター・ヴィッカースのプレイぶりには、英『football.scotland』もこのように賛辞を送っている。スコットランドで開花したスパーズの若き才能。