日本代表入りを果たした旗手怜央 photo/Getty images
24日に運命のオーストラリア戦が予定されている
16日、ワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選を戦う日本代表27人が発表された。事前のオンライン取材で明かされていた通り、通常の23人より多い招集となった。
川崎フロンターレでは複数のポジションで起用できるユーティリティ性を身につけ、今冬の移籍市場でスコットランドのセルティックに渡った旗手。そこからの活躍はセンセーショナルであり、すでに3ゴール2アシストを記録。アンジェ・ポステコグルーのもとでスタメンの座を獲得している。前回の代表戦では移籍直後ということもあって呼ばれなかった同選手だが、今回は満を持して招集されている。
そんな旗手への期待はインサイドハーフでの競争力を高めることだ。今の日本代表の中心となっている中盤3枚の田中碧、遠藤航、守田英正は代えが効かず、彼らが離脱となれば受けるダメージは大きい。特にW杯本大会で彼らが欠けるアクシデントが起きれば対処できない。控えとしては柴崎岳と原口元気が旗手以外には選ばれているが、代表での彼らは監督の使い方なのか所属クラブほどパッとしないというのが現状だ。
代表のインサイドハーフに求められている仕事は両サイドバックの位置に降りてのビルドアップ、前線に抜け出して攻撃を厚くする、トランジションの部分で遅れを取らない、大きくこの3つにある。中盤だけに攻守でのハードワークを求められるが、今の旗手なら問題ない。攻守ともにセルティックでは評価されている。