ローマが獲得に乗り出すとされるノイハウス photo/Getty Images
昨夏にはバイエルンなども狙った男
2022年夏、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるASローマは中盤に新たな選手を加えることとなるのだろうか。冬にもポルトからMFセルジオ・オリベイラを買取オプション付きのレンタルで獲得した同クラブだが、まだ中盤補強は終わらないかもしれない。
そんなローマのターゲットとなっているのは、ボルシアMGに所属するドイツ代表MFフロリアン・ノイハウスだ。昨夏にはバイエルン・ミュンヘンやドルトムント、リヴァプールなどのビッグクラブが獲得に乗り出していたとされる同選手だが、現在はそれほど競争率が高くないと伊『calciomercato』は伝えている。多くの獲得候補がレースから撤退したタイミングを見計らって、ローマはノイハウスの獲得に乗り出したようだ。
現在25歳のノイハウスは、狭いスペースも苦にしないボールスキルと視野の広さを持つテクニシャン。どんな密集地隊でも常に落ち着いてパスをさばき、ルートを見つければピッチ上のどこへでも味方にボールを届けるプレイぶりから、国内では“NEXTトニ・クロース”の異名も取っている。ローマに移籍することとなれば、パスの供給源として大いに機能することとなりそうだ。
また、守備でもチームの力になれる点はノイハウスの強み。エレガントなキックが注目を浴びる同選手だが、彼はそのディフェンスにも一見の価値がある。実際、データサイト『SofaScore』によると、今季ここまでにブンデスリーガで記録したタックル数(43回)がチームトップの数字だ。献身的な守備を披露できる点でも、モウリーニョのチームにはフィットしそうだ。
近頃のローマは鋭いロングカウンターを繰り出すことも多いが、その起点として大いに機能しそうなノイハウス。未だ注目株なことに変わりはないものの、無事にジャッロロッシはこのテクニシャンを確保することができるのか。