レヴァークーゼンで伸びるタプソバ photo/Getty Images
ブンデスリーガで好調の理由は守備陣にも
今季ブンデスリーガで3位につけるレヴァークーゼンでは前線のムサ・ディアビやフロリアン・ヴィルツといった若手、さらに昨夏のEURO2020から覚醒が続くチェコ代表FWパトリック・シックら攻撃陣が話題だが、守備の方にも注目したい。
今のレヴァークーゼンには若くて優秀なDFが揃っており、評価が急上昇している者も少なくない。
すっかり有名な存在になったセンターバックといえば、23歳のブルキナファソ代表DFエドモン・タプソバだろう。市場価値は4000万ユーロまで上昇しており、今やアフリカを代表するDFと言っていい。23歳と若いことも魅力的で、さらなるステップアップも期待できる。
同じアフリカ出身センターバックでは、昨夏にクラブ・ブルージュからレヴァークーゼンに加わった21歳のコートジボワール代表DFオディロン・コスヌもブンデスリーガ1年目から評価を高めている。
まだ確固たる地位を築いたとまでは言えないが、市場価値は1年前の1200万ユーロから2300万ユーロまで上昇。今年のワールドカップ・カタール大会も出場を逃してしまったコートジボワール代表の最終ラインを統率していくリーダーになっていくことが期待される。

サイドバックでは攻撃的なフリンポンも評価上昇中 photo/Getty Images
今後の市場では注目を集めるはず
センターバックでは昨夏に加わったエクアドル代表の20歳DFピエロ・インカピエも評価を上げている。センターバックに加えて左サイドバックもこなすことができ、すでにレヴァークーゼンでは主力だ。
サイドバックではアヤックスの下部組織を経てパリ・サンジェルマンへ移籍し、そして昨夏にレヴァークーゼンへやってきたオランダ世代別代表DFミッチェル・バッカー(21)も評価を高めている。左サイドバックをこなすレフティーのバッカーは185cmとサイズもあり、市場価値も1000万ユーロに。パリを離れてレヴァークーゼンへやってきたのは正解で、次に目指すはオランダA代表デビューだ。
右サイドバックには、ビッグクラブも注目する攻撃的な20歳のジェレミー・フリンポンがいる。
彼らの中にはビッグクラブに引き抜かれる者も出てくるはずで、今のレヴァークーゼンはブンデスリーガの中でも大注目の若手が揃っている。