橘田を彷彿とさせる完成度 昇格組京都サンガF.C.の心臓は20歳川崎颯太だ
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京都サンガの中心として活躍する川崎颯太(画像は昨季) photo/Getty images

常に冷静だ

2010年以来となるJ1の舞台を戦っている京都サンガF.C.は19日にホームでFC東京と対戦。両サイドバックの荻原拓也、白井康介が高い位置を取る攻撃的なサッカーで得点を目指すも、フルタイムでヤクブ・スウォビィクの壁を崩すことができなかった。守備面ではオウンゴールで失点を喫しており、開幕戦以来4戦白星なしとなっている。残念な結果に終わったFC東京戦だが、この試合でも京都の心臓である川崎颯太は輝きを見せていた。

ヴァンフォーレ甲府、京都サンガの下部組織で育ち、2020年にトップチームに昇格した川崎。翌シーズンにはチョウ・キジェ監督が就任したことでアンカーに定着しており、J2で41試合に出場。3ゴール2アシストと得点面での活躍も見せ、J1昇格に貢献している。そんな活躍もあってか2024年に開催が予定されているパリ五輪を戦うメンバーを中心に構成されたU-23日本代表に選ばれており、このゲームで対戦相手であった松木玖生と共に3月末のドバイカップに参加することになっている。

川崎は2001年生まれの20歳とまだまだ若い選手だが、ミスの少ないビルドアップと鋭いタックルを武器に守備面でも貢献できる選手だ。FC東京戦ではサイドチェンジに縦パスと正確なボールを味方に何度も供給しており、パス成功率は84%を記録。ロングボールに関しては、7本中7本を通す正確さを見せている。さらに守備では5回のタックルと2回のインターセプトを成功させてボールを奪取。171cmとサイズのある選手ではないが、読みの鋭さと走行距離チームトップとなる12kmの運動量を生かした狩人として大きく貢献している。同じくアンカーで小柄ながらJ1でも戦えているという点では、川崎フロンターレの橘田健人に近い選手なのかも知れない。

J1初挑戦ながら非凡な存在感を見せ、アンカーとしてチームを支えている川崎。20歳と将来が楽しみな選手であり、クラブやU-23での活躍に期待したい(データは『SofaScore』『Jリーグ公式』より)。