ユヴェントスとの契約延長交渉が停滞しているベルナルデスキ photo/Getty Images
進まない契約延長交渉
バッジョの系譜を辿ることになるかもしれない。2017年夏のユヴェントス加入当初、イタリア代表MFフェデリコ・ベルナルデスキに対してはそのような見方をするメディアも多かった。
しかし、あれから5年の時間が経過する今夏、ベルナルデスキは大きなインパクトを残せぬままにユヴェントスを去ってしまうのだろうか。今季は再タッグを組んだマッシミリアーノ・アッレグリ監督の下で評価を回復しつつあった同選手だが、今年6月に満了が迫った現行契約の延長交渉は難航しているようだ。
伊『calciomercato』によると、現時点でユヴェントスが提示している条件は年俸300万ユーロ(約3億9700万円)の3年契約だという。しかし、その一方でベルナルデスキ側が要求しているとされるのは、現状維持の年俸420万ユーロ(約5億5500万円)+ボーナスの4年契約。
今季はやや評価を回復させつつあるものの、やはりベルナルデスキの要求額は高すぎるか。先日はACミランが絶対的主力であるDFテオ・エルナンデスとの契約延長を発表したが、伊『Gazzetta dello Sport』によれば、その年俸は400万ユーロ(5億2900万円)+ボーナスとされる。クラブによって事情は異なるはずだが、こうした側面からもいかにベルナルデスキ側の求める条件が厳しいものかということは窺い知ることができる。
契約延長となればチームの戦力にはなるはずだが、如何せんコストパフォーマンスが悪いベルナルデスキ。来季もユヴェントスでプレイするためにはどこかで要求する条件を緩めなければならないだろうが、はたしてこのレフティーの未来やいかに。