バルセロナはクラシコにも大勝 photo/Getty Images
リヴァプールに次いで2番目に多くの勝ち点を稼いでいるのは
2022年が始まって3か月。欧州サッカー界にて1つキーワードに挙げられそうなのが「逆襲」の二文字だ。
今年に入ってからの欧州5大リーグを見ると、最も勝ち点を獲得しているのはリヴァプールで28ポイント稼いでいる。数字の面だけでなく、パフォーマンスの面でも2022年に入って1番勢いに乗っているチームと言っていいだろう。チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグのインテル戦こそ0-1で落としたが、それ以外は無敗である。EFL杯も制しており、リヴァプールはかなり良い状態で2022年を開始している。
それに次いで2番目にポイントを稼いでいるのは、シャビ・エルナンデスの下で復活の狼煙を上げるバルセロナだ。レアル・マドリードとのクラシコを4-0で制するなど、今年に入ってからは26ポイントを稼いでいる。順位も3位まで上がってきており、まさに逆襲の2022年と表現するにふさわしい。来季にはリーグ制覇を狙える体制が整うはずだ。
そのバルセロナに次ぐ25ポイントを稼いでいるのは、同じリーガ・エスパニョーラからアトレティコ・マドリードだ。こちらは盤石とまでは言い難いが、接戦を制して勝ち点を稼いでいる。順位も4位まで上がってきており、このままいけばレアル、バルサ、アトレティコがTOP3フィニッシュを果たす普段の光景に戻るかもしれない。チャンピオンズリーグではマンチェスター・ユナイテッドも撃破しており、こちらも悪くないスタートだ。

ユヴェントスも今冬の補強から尻上がりに調子を上げる photo/Getty Images
来季の各リーグは再び荒れる
アトレティコと同じ25ポイントを稼いでいるのは、冬にFWドゥシャン・ヴラホビッチを加えてから調子を上げるユヴェントスだ。チャンピオンズリーグの結果こそ残念だったが、2022年に入ってからはセリエA勢の中で1番ポイントを稼げている。今夏にも補強に力を入れてくるはずで、2022年は再びのセリエA支配へ向けて逆襲の1年としたいところ。
そこからはナポリとミラン(24ポイント)、ドイツよりライプツィヒとドルトムント(23ポイント)、そして川島永嗣も所属するフランスのストラスブール(22ポイント)と続いている。
ライプツィヒも序盤は結果が出なかったが、シーズン途中より指揮官に就任したドメニコ・テデスコの下で調子を上げている。ヨーロッパリーグでもベスト8まで駒を進めており、ブンデスリーガでも4位まで上がってきた。こちらも逆襲の2022年だ。
それぞれ試合数に差はあるものの、彼らが調子を上げているのは事実だ。来季も今のペースを維持するならば、それぞれの国内リーグは再び盛り上がりを見せるだろう。特にバルセロナ、ユヴェントスの復活には期待がかかり、今夏の動きにも注目だ。