日本代表への復帰にも期待したい photo/Getty Images
6月までの契約となる橋本
ヴィッセル神戸はロストフの橋本拳人を獲得したことを発表した。ロシアのウクライナ侵攻による国際サッカー連盟の措置によって特例で6月までの契約となっている。
橋本は2012年にFC東京U-18からトップチームに昇格し、2013年途中からレンタル移籍で加入したロアッソ熊本で経験を積む。2015年にFC東京へと復帰すると、年々出場機会を増やして主力として活躍。2020年夏にはロストフへと移籍し、初の海外挑戦ながら昨季は19試合6ゴールを決め、得点数はキャリアハイの成績を残した。
中盤だけでなくサイドバックやセンターバックの経験もある橋本。中盤では技術力の高いプレイで安定したパスと展開力を見せ、チームの心臓となれるプレイヤーだ。今季の神戸は山口蛍や扇原貴宏といった中盤の底で軸となれるMFが揃っている。セルジ・サンペールは怪我で長期離脱を強いられたが、代表経験もある日本人の中盤3人がアンドレス・イニエスタを支える汗かき役として奮闘する。
また日本で高いパフォーマンスを発揮することで、日本代表復帰のチャンスもあるだろう。昨季6月のFIFAワールドカップのアジア2次予選のタジキスタン戦を最後に招集されておらず、神戸で代表経験者たちとともにアピールを続けたいところだ。