原口の活躍にも注目したい photo/Getty Images
インサイドハーフでスタメン起用の原口
日本代表はFIFAワールドカップのアジア最終予選でベトナムと対戦。オーストラリア戦からメンバーを大幅に変更して挑んだ一戦だったが、勝ちきることはできず1-1のドローで決着した。
前節のオーストラリア戦は、途中出場で2得点の起点となった原口。今試合も前半から献身的に動き回り、他の選手がボールを持つと近寄ってパスの選択肢になるなど、攻守に安定感を与える仕事を全うした。
またチャンスシーンにはすかさずシュートを放ち、得点も狙っていく。ウニオン・ベルリンで見せるような献身性と攻撃力を日本代表でも見せ、彼がボールを保持することでゴールへの好機が作られたのだ。後半からは柴崎岳と2ボランチを組むなど、ベトナム戦では中盤で存在感を示す。
2014年のワールドカップではあと一歩のところでメンバーに入れず、その悔しさとともにブンデスリーガへ挑戦した原口。次のロシアワールドカップではベスト16・ベルギー戦で右サイドハーフで先発し、ゴールまで決めて日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。そして2022年、いまだドイツでプレイを続ける原口が4年前とは異なるポジションで、再びW杯の舞台に足を踏み入れる。