今季評価を高め続けているコナー・ギャラガー photo/Getty images
評価は高まっている
ガレス・サウスゲイトが監督となって以降は素晴らしい成績を残しているイングランド代表。特筆すべきは各ポジションの選手層の厚さであり、どのポジションも実力者が揃い、競争力がある。
EURO2020以降より層が厚くなったといえるのは、中盤だ。以前まではウェストハムのデクラン・ライスとリーズのカルヴィン・フィリップスの序列がトップで、彼らに続く形でリヴァプールのジョーダン・ヘンダーソンやサウサンプトンのジェイムズ・ウォード・プラウズがいた。それでも十分な選手層だが、ボルシア・ドルトムントのジュード・ベリンガムが成長し、クリスタル・パレスのコナー・ギャラガーも代表に割って入る選手に育っている。
チェルシーで育ち、現在はパレスに期限付き移籍で加わっているギャラガー。チームでは加入初年度ながら主力であり、ここまではリーグ戦25試合に出場して8ゴール3アシストを記録している。
得点力のある中盤戦士で非常に魅力的な選手である。運動量があって攻守両面で輝くことができ、攻撃面では動き出しで前線を活性化させる。それだけでも素晴らしい武器なのだが、ゴール前への飛び出す技術がずば抜けており、8ゴールと得点量産に至っている。先日のスイス戦ではダブルボランチで起用されており、インサイドハーフでの起用も見てみたい。
チェルシー復帰が既定路線となっているギャラガーだが、英『talk SPORT』にて元チェルシーのトニー・カスカリーノ氏はリヴァプールのスタイルにピッタリだとギャラガーを称賛している。
「コナー・ギャラガーは常にゴールやアシストに絡むことができる優れた攻撃的MFだ。彼のようなタイプは珍しく、私のお気に入りだ。
リヴァプールではサディオ・マネらからなるフロント3の後ろにゴールを決めることができる選手がいれば、より強力な攻撃陣が完成する。チェルシーはギャラガーをリヴァプールに売ることはないが、移籍が現実となればフィットする未来は見えている」
確かにこのアイデアは面白く、より中盤が前線と近いリヴァプール入りの話は興味深い。チャンスを生み出すランニングは非常に魅力的であり、今後の活躍に注目だ。
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