アーセナルでキャリアが花開いたソング photo/Getty Images
アフリカのジブチでリーグ2連覇を達成したソング
元カメルーン代表、アレクサンドル・ソングはアフリカ東部に位置するジブチ共和国のチームでリーグタイトルを獲得した。
ソングが所属するアルタ・ソラール7はリーグ最下位のアリバから12-1の勝利をあげ、ジブチプレミアリーグのタイトル獲得を決めた。
ソングと言えば、アーセナルやバルセロナにいた頃がハイライトといえる選手だろう。フランスのバスティアでプロキャリアをスタートすると、元フランス代表パトリック・ヴィエラの後釜を探していたアーセン・ヴェンゲル氏に目をつけられ、アーセナルに引き抜かれた。
アーセナルのラストシーズンとなった2011-12シーズンには、得点王を獲得したロビン・ファン・ペルシーのゴールを数多くアシスト。このシーズン、ソングのアシスト数は11を数え、リーグトップとなったダビド・シルバの記録まであと4つと迫った。
2012年夏になるとバルセロナへ移籍。加入初年度となる2012-13シーズンはリーグ戦20試合に出場し優勝に貢献。2014年以降はイングランドのウェストハム、ロシアのルビン・カザン、スイスのシオンと移籍を繰り返し、2020年11月にアルタ・ソラール7へと加入した。
スイスのシオンから退団する際は、不幸にも円満な別れとはならなかった。新型コロナウイルスの影響により、シオンの会長が選手たちに減俸を要求。これによりソングを含む9人の選手が退団する騒動となった。
英『The Mirror』は、ソングがこれまでのキャリアにおいて給与面を特に重要視してきたとみている。
この発言からは、ソングがこれまで家族のことを考えて稼げるキャリアを歩んできたことが窺える。チームの選び方は選手によって十人十色。ソングは現在アフリカのクラブで幸せなサッカー人生を送っている。