CL決勝でクロースを脅かすレベルに? レアルで存在感増す19...の画像はこちら >>

レアルで評価を高めるカマヴィンガ photo/Getty Images

リヴァプール戦にも先発できるレベルにあると高評価

今季のレアル・マドリードは非常に充実している。リーグ制覇達成、チャンピオンズリーグ決勝進出の成績はもちろんだが、それと同時に若手の育成も進んでいる。



特にリーグ戦では優勝が決まったことにより、主力のベテランを休ませるべく若手にも出番が回ってくるようになった。今季を通して前線ではFWヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスの若きブラジル人アタッカーコンビの成長が目立つが、中盤では19歳のフランス人MFエドゥアルド・カマヴィンガだ。

レアルの中盤は今季もカゼミロ、トニ・クロースルカ・モドリッチの鉄板トリオがメインになっていたが、もうリーグ戦ではローテーションが採用されている。6-0で勝利した今節のレバンテ戦ではカマヴィンガが先発を任され、フル出場。そのパフォーマンスが高い評価を得ている。

チーム最多となる63本のパス成功数、3度のチャンスメイク、こちらもチームトップとなる7回のタックル成功を記録するなど、攻守両面で数字は印象的だ(データは『WhoScored』より)。

レアルは28日にリヴァプールとのチャンピオンズリーグ決勝を控えるが、スペイン『Mundo Deportivo』はリヴァプール戦でクロースよりカマヴィンガを先発させる手もあるとまで19歳の至宝を称賛する。

さすがに経験値を考えれば、クロースを先発させるのが無難だ。しかしパフォーマンスレベルでは、カマヴィンガも十分にトップレベルで通用する。それこそ来季にはクロース、カゼミロ、モドリッチのトリオを本格的に脅かす存在になるかもしれない。

シーズン終盤に来季へ向けて若手の育成を促せているのも実にポジティブで、カマヴィンガの他にも中盤ではフェデリコ・バルベルデなど本格的なレギュラー奪取を狙う若手がギラギラと目を光らせている。

カマヴィンガの場合は今季リーグ戦25試合で9枚イエローカードを受けているところは気になるが、このあたりは年齢とともに落ち着いていくとも考えられる。
リヴァプールとのファイナルで指揮官カルロ・アンチェロッティがカマヴィンガをスタメンに抜擢すれば驚きだが、そうした悩みが生まれているのもレアルのポジティブなところだ。

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