「我らがカップ戦のヒーローはどこへ」 決勝ベンチ外でも、南野拓実の“7ゴール”は色褪せない
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FA杯のトロフィーを手にする南野 photo/Getty Images

国内カップダブルに欠かせなかった貢献

今回もPK戦までもつれ込む大熱戦となったが、リヴァプールは14日にFA杯・決勝でチェルシーを撃破して今季2つ目のタイトルを手にした。

リヴァプールは2月27日にEFL杯の決勝でもチェルシーと顔を合わせ、そちらも120分で決着がつかずPK戦までもつれた。チェルシーとしては何とも苦い結果だ。

この両カップ戦に共通していることはもう1つある。序盤のラウンドでリヴァプールの勝利に貢献してきた日本代表FW南野拓実に出番がなかったことだ。

EFL杯・決勝はベンチに入っていたが、今回のFA杯・決勝はベンチ外に。とはいえ、EFL杯では3回線のノリッジ・シティ戦で2ゴール、4回戦のプレストン・ノースエンド戦で1ゴール、準々決勝のレスター・シティ戦で1ゴール1アシスト。

FA杯では4回戦のカーディフ戦で1ゴール、5回戦のノリッジ・シティ戦で2ゴールと、ローテーション要員として南野はカップ戦で計7ゴールを記録。チームの勝利に大きく貢献してきた。

その貢献度は現地サポーターにも理解されており、今回のFA杯・決勝前にはベンチに入っていない南野に関する意見がSNS上にも多く挙がっていた。

「我らがカップ戦のヒーローはどこへ」

「南野のベンチ外は残念だ」

「南野はカップ戦でどこにネットがあるかを理解していた」

選手層的に仕方のないところがあり、今回のファイナルではモハメド・サラー、サディオ・マネ、そして今冬の加入からブレイクを続けるルイス・ディアスの3人が前線で先発を任されていた。いずれも超実力者であり、南野にとっては相手が悪い。

それでも、2つの国内カップ制覇に南野が貢献したのは間違いない。勝ち進むにつれて主力組へバトンタッチとなったが、サブ組を含めた総力戦でなければ国内カップのダブルは実現しなかっただろう。その点はサポーターにもしっかりと評価されている。