怪我がなければ冨安も若手最優秀選手にノミネートされていた? 英紙が推す“選外となるも今季躍動した逸材”たち
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怪我がなければ冨安はより評価されていたはずだ photo/Getty images

今季も若手は豊作だ

先日、プレミアリーグから21-22シーズンの若手最優秀選手部門に選ばれた計8人の選手が発表された。トレント・アレクサンダー・アーノルド、フィル・フォーデン、コナー・ギャラガー、タイリック・ミッチェル、アーロン・ラムズデール、メイソン・マウント、ブカヨ・サカ、デクラン・ライスが選ばれており、錚々たるメンバーとなっている。誰が選ばれても納得であり、次世代を担うヤング・タレントたちだ。

しかし、彼ら以外にも今季活躍した若手は多く、この8人に選ばれていなくても素晴らしい選手はいる。

例えば、ギャラガー、ミッチェルのチームメイトであるマーク・グエーイ(21)は今季大きく評価を伸ばした。チェルシーの下部組織で育ち、スウォンジーでトップチームでの経験を積んで今季からクリスタル・パレスにやってきたグエーイ。攻撃面ではビルドアップ、守備面では強度の高さを見せられる選手で、イングランド代表入りも果たしている。スリーライオンズではジョン・ストーンズ、ハリー・マグワイアとEURO2020でスタメンを組んだセンターバックコンビが軒並み不調であり、このグエーイがカタールの舞台に選手として立つことは十分に考えられる。

先日、マンチェスター・シティが関心を示していると報じられたマルク・ククレジャ(23)も8人に入っていてもおかしくない人材だ。左サイドであればどのポジションでもこなせるユーティリティ性を持っており、今季はグレアム・ポッター監督に重宝され、プレミアでは34試合で1ゴール1アシストを記録。プレイタイムは3002分とチームで2番目の数字を残した。強度の高い守備が魅力で、地上戦でのデュエル勝利数144回はチームトップの数字である。

トッテナムのクリスティアン・ロメロ(24)はチームに足りていなかった安定感をセンターバックとしてもたらした。ボールを前進させる技術、守備の上手さはすでにプレミアトップクラスであり、彼が離脱していなければトッテナムはより簡単にCL出場権を獲得できていたかもしれない。

アーセナルでいえば冨安健洋(23)は印象に残るシーズンとなった。右サイドバック、左サイドバック、センターバックと最終ラインであればどのポジションでもプレイできるマルチロールで、その守備強度はすでに証明されている。ポジショニングの上手さ、判断力、そしてプレミアリーグのFWにも屈しないアスリート能力の高さは特筆すべきレベルにある。しかし、冨安もロメロ同様に怪我に苦しめられており、復帰して万全の状態でのプレイを期待したい。

彼ら以外にも今季存在感を示した若手は多い。英『The Athletic』では冨安ら以外ではレスター・シティのキアナン・デューズバリー・ホール(23)やサウサンプトンのティノ・リヴラメント(19)、ブレントフォードのブライアン・ムベウモ(22)らの名前を挙げている。

今季も多くの若手が飛躍するシーズンとなった。特に冨安は自身の持つポテンシャルを発揮していた。フォーデンら選出された8人に近い存在ではあるが、やはり怪我での離脱が響いている。1682分とプレイタイムは物足りず、22-23シーズンの冨安に期待だ。