フォルラン、スアレス、カバーニ、そしてヌニェス登場 ウルグア...の画像はこちら >>

ヌニェス(右)はスアレス(左)の後継者候補 photo/Getty Images

2010年・南アフリカ大会からの勢いを続けられるか

ウルグアイは常に才能ある選手を輩出してきたが、やはり近年の成功はストライカーによるところが大きい。ベスト4に入った2010年のワールドカップ・南アフリカ大会ではディエゴ・フォルランがチームを引っ張り、その後はルイス・スアレスとエディンソン・カバーニの強力コンビが攻撃の軸となってきた。



ディエゴ・ゴディンを中心とする守備も安定してきたが、やはり決定力の高いストライカーがいたからこそのワールドカップ上位進出だ。1つの代表チームに決定力の高いFWが複数揃っているケースは極めてレアなものと言える。

では、次の世代はどうするのか。当然ながら、スアレスとカバーニの後継者となるべきはベンフィカからリヴァプールへの移籍が決まった22歳のダルウィン・ヌニェスである。急速に成長するヌニェスこそウルグアイ新時代のストライカーであり、またもウルグアイから決定力の高いストライカーが出てくることになった。

以前ウルグアイのペニャロールでヌニェスを指導したレオナルド・ラモスは、『La Pagina』にてヌニェスのことを「彼はスアレスとカバーニの中間に位置するタイプ」と評している。187cmとサイズもあり、ベンフィカでは決定力の高さも示した。スアレスやカバーニ級の選手になってくれれば、ウルグアイには今後も継続的にワールドカップ出場のチャンスが巡ってくるだろう。

今季ベンフィカではリーグ戦28試合で26ゴールを奪っているが、シュート精度も安定している。リーグ戦で放った85本のシュートのうち、枠内には半分となる43本が飛んでいる。この精度はまずまず高く、新シーズンからは世界最高峰の舞台でもあるイングランド・プレミアリーグで通用するか試される(数字は『WhoScored』より)。

もちろん今年のワールドカップメンバーにも入るだろう。
スアレス、カバーニは健在だが、両者とも大ベテランの域に入っている。ヌニェスがウルグアイNo.1FWとしてチームを引っ張る可能性もあり、本大会での大暴れに期待がかかる。

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