当初はSBに馴染めなかった photo/Getty Images
滑り込みでのカタール行きも諦めていない31歳
数少ない生え抜き選手として長きに渡ってレアル・マドリードでプレイするFWルーカス・バスケス。彼は本来ウイングの選手だが、近年メインとなっているサイドバックとしての起用についてどう考えているのか、自らの想いを明かしている。
レアル下部組織出身のバスケスは、2014年にエスパニョールへローンで移籍したものの、それ以降は現在までレアルでプレイ。右ウイング、右サイドバックどちらでも起用可能なユーティリティ性が魅力で、近年は右サイドバックとしての出場がメインに。昨季終盤のカディス戦では、左サイドバックも務めた。
先日31歳の誕生日を迎えたばかりのバスケスは、スペイン『AS』のインタビューに応じており、「サイドバックでプレイするのがちょうどいいのか、それともウインガーとしてプレイするのが好きなのか?」という質問に対してこう答えている。
「正直に言うよ。子供の頃から、僕の関心は常に攻撃と、ウイングとしてプレイすることにあったんだ。そしてゴールを決めること。だから、サイドバックに抜擢された時もまったく馴染めなかったし、楽しくなかった」
「でも1年半ほどサイドバックとしてプレイして、試合を重ねるごとに居心地がよくなってきた。今はサイドバックとしてプレイすることをとても楽しんでいるよ。目標は、毎試合もっともっと良いプレイをして、チームのために良い結果を出し、自分がそのポジションで重要な選手になることだね」
昨季、フィオレンティーナへ貸し出されていたDFアルバロ・オドリオソラは、今季レアルの一員として戦う可能性が高い。カルロ・アンチェロッティ監督はDFダニエル・カルバハルをメインに、この3人を右サイドバックとして計算しているはず。チームプレイヤーであるバスケスは、レアルがシーズンを戦い抜く上で欠かせない存在だろう。