ジョタのスーパーゴールでセルティックに勢いを生んだ photo/Getty images
連覇を目指す王者が白星スタート
22-23シーズンのスコティッシュ・プレミアシップが開幕した。日本人選手が多く所属するセルティックはホーム、セルティック・パークに昨季9位でファーストステージを終えたアバディーンを迎えた。
日本人選手でいえば古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の3人が先発を果たした。井手口陽介は負傷でベンチ外となっている。
昨季は[4-3-3]を採用していたセルティックだが、アバディーン戦は [4-2-3-1]と少し趣向を変えて今季初のリーグ戦に臨んだ。
3分、さっそくゲームが動く。右サイドでのコーナーキックを獲得すると、ゴール前でセンターバックのスティーブン・ウォルシュが頭で合わせて先制に成功。幸先よく、リードを得る。
しかしここからセルティックは停滞してしまう。サイドのジョタや中盤の旗手らがゴール前にボールを送り込むも、合わせられない。前半の終盤にはカウンターからピンチを招いており、主導権は握れているが追加点が奪えない時間が続いている。
後半流れを引き戻すワンプレイが生まれた。ジョタのスーパーゴールだ。75分、ボックス外でボールを受けるとドリブルで相手をかわし右足を振り抜く。
その後は得点が動くことはなく、セルティックが2-0で勝利を掴んだ。ボールは常に支配しており、悪くはないが今後はアタッキングサードでどれだけ工夫できるかがカギになる。
日本人3選手の出来は悪くなかった。とくに旗手は中間ポジションで受け、ダイレクトでパスを捌くなどアタッキングサードで違いを見せようと奮闘していた。だが得点に絡めておらず、今後はよりゴールでの貢献を求めたい。次節は6日にアウェイでロス・カウンティと対戦する。
セルティック VS アバディーン 2-0
3分 スティーブン・ウォルシュ(セルティック)
75分 ジョタ(セルティック)