欧州では結果を残せなかったイ・スンウ photo/Getty Images
Kリーグへ戻って復活の兆し
やはり今でも話題に挙がる時は、「韓国のメッシ」との異名がついてくる。再び欧州の視線を集めているのは、韓国の水原FCに在籍する24歳の韓国人FWイ・スンウだ。
イ・スンウといえばバルセロナのカンテラに在籍していたことから、10代の頃より韓国のメッシと期待されていたアタッカーだ。
しかし、残念ながら欧州ではまったく結果を残せなかった。バルセロナを離れてからはイタリアのヴェローナ、ベルギーのシント・トロイデン、ポルトガルのポルティモネンセに在籍してきたが、この3クラブ合わせてもイ・スンウは4ゴールしか挙げられなかった。結果だけで見れば失敗だ。
ただ、今年1月に韓国の水原FCに移籍してから調子を取り戻しているのはご存知だろうか。母国に戻ったイ・スンウはここまでKリーグで22試合に出場して10ゴール2アシストと確かな結果を残している。
英『BBC』によると、その活躍もあって現在スコットランドのハーツがイ・スンウ獲得へ動いているというのだ。
スコットランドではセルティックでFW古橋亨梧やMF幡手玲央ら日本代表戦士が活躍を見せており、アジア市場への関心は確実に強まっている。Jリーグだけでなく、Kリーグへ目が向くのも自然な流れと言えよう。そこで10ゴールを決めているとなれば、まだ24歳と若いイ・スンウがターゲットに浮上するのも頷ける。
地元メディア『The Scotsman』は未だにイ・スンウのことを「韓国のメッシ」と紹介しており、そのスピードや得点力がハーツに新たなオプションをもたらすと才能を期待している。
24歳という年齢を考えれば欧州再挑戦も十分に可能なはずだが、イ・スンウは再び欧州へ向かうのか。