エヴァートンのデル・アリはベシクタシュへ移籍となるか photo/Getty Images
ポチェッティーノ監督が高く評価したものの
昨季はプレミアリーグで残留争いに絡むなど、苦しいシーズンを過ごしたエヴァートン。そんなチームで活躍することができず、移籍の噂が挙がっている男がデル・アリだ。
MKドンズでわずか16歳の若さでプロデビューし、10代でレギュラーとなったデル・アリは、2015-16シーズンに正式にトッテナムへ加入。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は開幕戦のマンチェスター・ユナイテッド戦から起用すると、第3節のレスター戦で移籍後初ゴールを決めるなど輝きを放つ。
指揮官に重宝されたデル・アリはその後も出場機会を伸ばし、主力として定着。イングランド代表にも招集されるなど、スターダムを駆け上がっていくものの、ジョゼ・モウリーニョ監督が就任後は出場機会が減少。指揮官がヌーノ・エスピリト・サント監督やアントニオ・コンテ監督に代わっても好転はせず、昨冬にエヴァートンへと移籍を果たす。
しかしエヴァートンでも11試合ノーゴールに終わり、今季もここまで無得点。すると英紙『DailyMail』ではトルコのベシクタシュがデル・アリの獲得に準備を進めていると報道し、エヴァートン側も引き留めるつもりはないようだと伝えている。同紙では、過去にポチェッティーノ監督が「デルはロナウジーニョのようだ。ロナウジーニョにはカリスマ性やエネルギーを感じさせたが、彼にも同じものを感じているよ」と語ったコメントを取り上げて「ロナウジーニョにもなぞらえた当時、トッテナムやエヴァートンで活躍できず、わずか26歳でトルコへ行くかもしれないと誰が予想できただろうか」と報じている。
前回のFIFAワールドカップでは、準々決勝のスウェーデン戦でゴールを決めてイングランドのベスト4進出に貢献したアリ。そこから4年、厳しいシーズンが続いたアタッカーはトルコへと移籍する可能性が高まっているようだ。それでもまだ26歳。