右SBでモーベルグと好連携を見せる酒井 photo/Getty Images
右サイドから決定機をつくった
現在AFCチャンピオンズリーグを戦う浦和レッズは、決勝トーナメント1回戦ではマレーシア王者のジョホール・ダルル・タクジムを5-0と圧倒した。準々決勝ではパトゥム・ユナイテッドとの対戦が決まっている。
ジョホール戦では前半から右サイドからチャンスを作った浦和は、16分には酒井が中央にパスを付けると、伊藤敦樹、小泉佳穂とつなぎ松尾佑介へとパスを送る。松尾がファウルを受けてFKを獲得すると、ダヴィド・モーベルグが強烈なシュートを決めて2点目を奪った。
浦和加入当初からACLの想いを口にしていた酒井。この試合でも右サイドでの運動量と攻撃参加のタイミングやモーベルグとの連携で相手守備陣を圧倒。マルセイユでUEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグを経験してきた男がアジアの舞台でも存在感を発揮する。
酒井の見据える先はアジア王者だ。グループステージを勝ち抜き、決勝トーナメントでまずは大事な1勝を挙げた。連戦が続く今大会はここからさらに厳しくなっていくが、タフな酒井が右サイドバックとして高いパフォーマンスを発揮すれば、チームの勢いは加速していくだろう。

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