アーセナル戦には間に合うか photo/Getty Images
右WGでの起用が濃厚と見られる
FWアントニー・マテウスについて、アヤックスと移籍で合意に至ったことを正式発表したマンチェスター・ユナイテッド。彼のデビューは一体いつになるのか。
2020年夏からアヤックスに加わり、主に右ウイングの選手としてプレイしたアントニー。アヤックスは今回の移籍金が9500万ユーロ(約132億円)であることを公表しており、アドオンを含めれば1億ユーロ(約139億円)に到達する可能性もあるようだ。
今夏からエリック・テン・ハーグ監督が新指揮官に就任したマンUは、彼の教え子であるアントニーの獲得を今夏の早い時期から検討していた。しかし、彼を簡単に失いたくないアヤックスはマンUからのオファーをなかなか受け入れず、結果的に移籍金がここまで高騰する形となった。
現在テン・ハーグ監督は、FWジェイドン・サンチョやFWマーカス・ラッシュフォード、FWアントニー・エランガといった選手たちをウイングで起用しているが、FWアントニー・マルシャルの負傷などもあり、ラッシュフォードはセンターフォワードとして起用される機会も多い。FWアレハンドロ・ガルナチョという若手有望株もプレミア開幕節から4試合連続でベンチ入りを果たしているが、ここまではほとんど起用されておらず、前述の3選手とポジションを争うことになるだろう。
しかし英『Manchester Evening News』は、マンUがアントニーのビザ取得を待つ必要があることを伝えており、2日のレスター・シティ戦には恐らく間に合わないと指摘している。
サンチョ、ラッシュフォード、エランガの3選手は、いずれも第3節リヴァプール戦でゴール、もしくはアシストを記録しており、前節のサウサンプトン戦でもサンチョとエランガは決勝点の起点となっている。FWクリスティアーノ・ロナウドの去就やマルシャルの回復状況にも左右されるが、レスター戦のWGはこの3人で回せるはずで、いざとなればガルナチョを起用することもできる。
問題なのは、レスター戦の3日後に控えている好調アーセナルとの一戦。いきなり先発出場となる可能性は低そうだが、ここまでにアントニーのビザが発行されることを願うばかりだろう。