レナト・サンチェスもPSGに加入 photo/Getty Images
ゲイェ、ドラクスラーらは去った
フランス王者パリ・サンジェルマンでは前線の攻撃ユニットばかりに注目が集まるが、今夏の中盤補強も見逃せない。まるでテレビゲームのような中盤総入れ替えが行われたのだ。
放出組ではイドリッサ・ゲイェが古巣エヴァートンへ戻り、ジョルジニオ・ワイナルドゥムはローマ、レアンドロ・パレデスはユヴェントス、アンデル・エレーラは古巣アスレティック・ビルバオへといずれもレンタル移籍することに。インサイドハーフに入ることもあったアンヘル・ディ・マリアもユヴェントスへ向かい、ユリアン・ドラクスラーもベンフィカへ。サブ組を中心に一斉放出の夏となった。
代わりにFCポルトからヴィティーニャ、リールからレナト・サンチェス、そして移籍市場の終盤でナポリからMFファビアン・ルイス、バレンシアからMFカルレス・ソレールを獲得。いずれも代表クラスの実力者であり、この4人の獲得にパリは9750万ユーロを投じている。
4人とも攻撃のセンスが高く、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイスもトップクラスの技術を誇る。レナト・サンチェスは馬力があり、前線へ顔を出すダイナミックなプレイに期待がかかる。
そして、パリの中盤のキングとも言えるマルコ・ヴェッラッティだ。2012年の加入から10年が経過しているヴェッラッティは今も絶対的な主力ではあるが、怪我が目立つ選手でもある。今夏の4選手獲得でヴェッラッティに依存しない中盤作りが期待でき、パリの攻撃に新たなアイディアが生まれることになる。
彼らがキリアン・ムバッペ、ネイマール、リオネル・メッシのMNMと連携するようになれば、パリの攻撃はますます恐ろしいものとなる。MNMに比べると今夏獲得したMF4人衆もやや地味に見えてしまうのが凄いが、パリの新たな中盤ユニットも羨ましいほどに豪華な組み合わせとなっている。
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