若くして主力の座を勝ち取った photo/Getty Images
ドイツ代表としてW杯出場も経験
バイエルンのアカデミーで育ちトップチームのレギュラーとしても戦い、5度のブンデスリーガ獲得も経験したセンターバックが現役を引退した。昨年まではスイスでプレイしていたホルガー・バトシュトゥバーだ。
アカデミーではトーマス・ミュラーとともにトップへと昇格し、20歳でプロデビューを果たすと2009-10シーズンにはブンデスリーガ33試合に出場して優勝に貢献。UEFAチャンピオンズリーグでも決勝に進出するなど、若くしてバイエルンの最終ラインに君臨する。2010年には南アフリカワールドカップにも出場してドイツ代表でも活躍した。
しかし2012年に右膝の前十字じん帯を断裂して長期離脱すると、その後も度重なるケガでチームを離脱。バイエルンの主力に返り咲くことはできず、2017年にチームを退団した。その後はシュツットガルトでプレイして昨季はスイスのFCルツェルンでレギュラーとして公式戦18試合に出場。しかし12月に契約を解除し、フリーの状態が続くと、自身のTwitterにて33歳の若さで引退することを発表した。
若くしてバイエルンの主軸となり、ワールドカップも経験したバトシュトゥバーだが、ケガに泣かされたシーズンは多かっただろう。自身も「もちろん、もう少し深刻なケガがなければよかったのにとも思う」とつぶやいており、ケガへの悔しさを吐露。それでも「達成してきたことへの喜びは本当に大きなものだ。全てに感謝しているよ」と自身のキャリアについて振り返った。