ガクポとマッチアップした冨安 photo/Getty Images
冨安健洋がアーセナルの右サイドに蓋をした
UEFAヨーロッパリーグのグループステージ第5節でアーセナルはPSVと対戦。後半に2失点を喫して0-2で敗れた。
前回対戦ではサイドから突破を図ったガクポに対し、対人の強さを見せつけて仕事をさせなかった冨安。この試合でも右サイドバックで起用され、再び“エース封じ”の仕事を任された。
対峙するコーディ・ガクポは前回のようにサイドに張り付くのではなく、斜めの動き出しから中央へと進入してゴールへと向かうプレイを見せる。再三冨安の裏を突かれていくものの、あと一歩のところでチャンスを作らせず。19分にはガクポにゴールネットを揺らされるものの、オフサイドでノーゴール。74分に途中交代するまでゴールを許さなかった。
また前回対戦で決勝点をアシストした冨安は、攻撃面でも存在感を見せ、38分には相手ゴール前で冨安がヘディングでパスを送ると、ガブリエウ・マルティネッリがチャンスを作るものの、決め切ることはできなかった。
最終的には後半に2ゴールを奪われてPSVに敗れたため、前回対戦のような勝利に貢献することはできなかった。それでもマッチアップしたガクポには仕事をさせず。斜めに動き出しを見せる相手に対して苦戦するシーンも見られた冨安だったが、エースを封じ切って守備能力の高さを発揮した。サイドバックとして攻撃にも余力を見せられることができれば、よりチームで欠かせない存在となるだろう。