バルサを支えたプジョルとピケ photo/Getty Images
1位はバルサの魂とも呼べる闘将
1990年以降バルセロナでプレイした選手の中で、最高のセンターバックは誰だろうか。
今月3日にはジェラール・ピケが現役引退を表明したが、ジョゼップ・グアルディオラの下で黄金期を作ったピケも候補者の1人だろう。
そこでスペイン『Mundo Deportivo』は、ピケの引退に合わせて『近年のバルセロナで最高のセンターバックは誰か』とアンケートを実施。
候補に挙げられたのはロナルド・クーマン、カルレス・プジョル、ピケ、ラファエル・マルケス、ハビエル・マスチェラーノだ。いずれも実力者だが、やはり1番人気は圧倒的だった。
最多となる75.4%の票を集めたのは、闘将プジョルだ。フリーキックも得意とし、得点力も高かったクーマン、高い足下の技術を誇ったピケ、アンカーもこなす器用さを備えていたマルケス、抜群の身体能力で幅広いエリアをカバーしたマスチェラーノも優れた選手だったが、やはりプジョルには敵わなかった。
彼らに比べると器用なタイプとは言えないが、プジョルは178cmと小柄ながら抜群のフィジカルと1対1の強さを誇った。バルセロナのために体を張る闘志、チームをまとめるリーダーシップも強烈で、バルセロナの魂を体現する存在だったと言える。
プジョルに次ぐ2番人気は今回現役引退を表明したピケ(13.7%)、3番手はクーマン(5.1%)、4番手はマルケス(2.5%)と続いていく。
プジョルとピケはスペイン代表でもコンビを組んでいたが、このコンビがスペインとバルセロナ史上最高だったと言っても大袈裟ではないか。守備を引き締めるプジョルと攻撃の出発点となるピケの相性は良く、バランスも取れていた。バルセロナでもこのコンビは永遠に語り継がれていくことだろう。