モナコで出場機会を得ているアレクサンダー・ニューベル photo/Getty images
レヴァンドフスキ移籍に続く障壁となる
ブンデスリーガ10連覇中のバイエルン・ミュンヘン。今季は11連覇を目指すシーズンとなっているが、例年よりも難易度が上がっている印象だ。
まずは今夏の移籍市場でバルセロナへ移籍したロベルト・レヴァンドフスキの不在だ。バイエルンはサディオ・マネを代役として獲得したが、9番を本職とするエリック・マキシム・シュポ・モティングを起用してからチームの調子が上がっているのを見ると、偽9番は限界があるのかもしれない。
さらにバイエルンをアクシデントが襲う。それは守護神であるマヌエル・ノイアーの今季絶望の負傷だ。FIFAワールドカップ・カタール大会を終えたノイアーは休暇でスキーツアーを楽しんでいたようだが、そこで負傷し、今季すべての試合を欠場することが発表された。そのため現在バイエルンフロントは躍起になって代役の獲得に動いている。
候補はいくつかあったその一つに現在、モナコにローン移籍しているアレクサンダー・ニューベルのローンバックというものがある。ニューベルは今季モナコで先発を任されており、充実したシーズンを送っている。
仏『Get French Football News』によると、ニューベルはノイアー復帰後のプレイタイムの確保が保証されない限りバイエルンに戻るつもりはないようだ。モナコへのローンは今季限りとなっているが、その契約を延長しようと動いているともいわれている。
ノイアーはまだまだトップクラスのGKだが、36歳と若くはない。近年、選手寿命が延びており、今後数年戦える可能性は大いにあるが、このタイミングでニューベルに正守護神の座を明け渡すのも悪くない。
他の選択肢でいえばパリ・サンジェルマンのケイラー・ナバスやモロッコ代表としてW杯を沸かせているセビージャのヤシン・ブヌが候補として挙げられている。