アーセナルが獲得目指すミハイロ・ムドリク photo/Getty Images
高額すぎるか
FIFAワールドカップ・カタール大会が終わったばかりだが、早くもプレミアリーグが再開している。
リーグで首位に立つアーセナルはウェストハムと対戦。
攻撃の大黒柱であるガブリエウ・ジェズスの不在がどこまで影響するのか注目されていたが、代役のエディ・エンケティアが1ゴールを挙げており、対BIGでなければ影響は少ないか。
アーセナルは今の勢いを継続すべく、移籍市場で動いており、シャフタール・ドネツクにミハイロ・ムドリク獲得のオファーを提示したと英『The Guardian』が報じている。
ウクライナ代表であるムドリクはアーセナル移籍を希望しており、自身のSNSでウェストハム戦でのエンケティアのゴールを祝福していた。
ただ問題は移籍金で、シャフタール・ドネツクはアーセナルに8500万ポンド(日本円にして約136億円)を要求しているようだ。アーセナルが提示されたとされる4000万ポンドよりも上の数字であり、移籍金が近年インフレ傾向にあるとはいえ、少々高すぎるか。今季のCLグループステージで3ゴールを挙げたが、5大リーグの経験がないことを考えると、ギャンブル要素が強すぎる。
ムドリクはサイドを本職とするドリブラーで、シャフタール・ドネツクでは左で起用されることが多い。「ウクライナのネイマール」と呼ばれることもあり、その技術の高さには定評がある。
アーセナルはトーマス・パルティの負担を減らせる中盤、負傷し離脱中のジェズスの穴埋めをできるCF、サイドでプレイできるFWを探しており、ムドリクは3番目に該当する。優先度でいえば中盤やCFのほうが高く、ここをアーセナルがどう判断するのか。
他のターゲットでいえばレスター・シティのユーリ・ティーレマンス、パルメイラスのダニーロ、アトレティコ・マドリードのジョアン・フェリックスがいるアーセナルだが、ムドリクをどこまで追いかけるのか注目だ。