後半戦はネイマールが退場するなど不穏なスタート photo/Getty Images
W杯終えた後半戦のモチベーションはどうなる
熱狂のFIFAワールドカップ・カタール大会が終わり、クラブの戦いが本格的に再開されてきた。5大リーグを中心にまた熱いクラブサッカーが戻ってくるが、やはり最大の注目はチャンピオンズリーグ決勝トーナメントだ。
2月14日よりベスト16の戦いがスタートするが、注目度が高いのはリヴァプールVSレアル・マドリード、パリ・サンジェルマンVSバイエルンのカードか。4チームとも優勝を狙う力を持っており、ベスト16から潰し合いだ。
1か月後に控える大一番へ向け、バイエルンFWトーマス・ミュラーは「昨季は早い段階で敗退してしまったからね。今季はもっと上手くやりたい。チャンピオンズリーグはバイエルンにとって重要なものだ。ベスト16の相手であるPSGはタフだ。でも、バイエルンとの対戦を好むチームも見たことがない」と自信を見せる(『as』より)。
昨季はベスト8で伏兵ビジャレアルに2戦合計1-2で敗れており、消化不良な形で終わってしまった。昨夏にはFWロベルト・レヴァンドフスキが抜けたものの、今季も優勝候補の一角で変わりない。
一方で気になるのがパリだ。パリにとってチャンピオンズリーグ制覇は悲願だが、今季はカタール大会を制したアルゼンチン代表のリオネル・メッシ、準優勝だったフランス代表キリアン・ムバッペ、ベスト8敗退のショックが相当に大きいように見えたブラジル代表ネイマールのMNMトリオのモチベーション次第と言っていい。
前半戦はワールドカップへ向けて3人とも調子を上げていたが、ワールドカップを終えた今のモチベーションがどうなっているか疑問もある。
ワールドカップからリーグ・アンの戦いへ上手く気持ちを切り替え、バイエルン戦へ最高の準備ができるのか。ワールドカップでも圧巻のプレイを見せてくれたメッシ、ムバッペ、ネイマールのトリオが爆発すれば欧州の頂点を狙えるはずだが、トリオは前半戦と同じところまでパフォーマンスレベルを上げてくるだろうか。