今はエンポリでプレイするピアツァ photo/Getty Images
ユヴェントスへのステップアップは上手くいかなかった
ユヴェントスへ移籍してから6年半。19歳でクロアチア代表デビューを飾ったアタッカーのキャリアはどこへ向かうのだろうか。
クロアチア代表といえば昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会で3位に入る見事なパフォーマンスを披露したが、そこにFWマルコ・ピアツァの名前はなかった。
ピアツァは2016年にクロアチアの名門ディナモ・ザグレブからユヴェントスへ移籍しており、ユヴェントスは獲得に2300万ユーロを投じている。
主にウイングを主戦場とするアタッカーで、控えメンバーながら2018年のワールドカップ・ロシア大会は3試合に出場。若い頃より期待されていたアタッカーの1人だ。
ところが、ユヴェントスではまったく出番がない。シャルケ、フィオレンティーナ、アンデルレヒト、ジェノア、トリノ、そして今季はエンポリとレンタル移籍を繰り返しており、今季はエンポリでも7試合の出場で0ゴールと結果が出ていない。もう若手と呼べる年齢ではなく、ピアツァも27歳と中堅世代に入っている。
ユヴェントスでは6年半で590分間しかプレイタイムがなく、なかなか落ち着かないキャリアとなってしまった。昨年のワールドカップ・カタール大会はメンバーから漏れており、本人としても悔しい結果になっただろう。
現在は以前レンタル移籍していたシャルケや、同じドイツのマインツが関心を示しているようだが、次はどこへ向かうのか。ザグレブ時代は10代の頃よりリーグ戦で二桁得点を記録するなど結果を出していたが、ユヴェントスへのステップアップは思うような結果とはならなかった。