徳島で二桁得点を記録した垣田 photo/Getty Images
垣田の活躍に注目を集める
今季のJ1で注目クラブの一つとして挙げられるクラブが鹿島アントラーズだろう。岩政大樹監督の2年目となるシーズンは、古巣やレンタルなども含め、数多くの選手が鹿島へと復帰を果たした。
まず一番に注目を集めるのは最終ラインだ。ニームから植田直通、ガンバ大阪から昌子源という2016年のJ1優勝を知る鹿島の一時代を支えた両センターバックがチームに復帰。成長を続ける関川郁万やキム・ミンテらとの競争が楽しみだ。
さらに期待が寄せられるのが攻撃陣。FWの新戦力として川崎フロンターレから知念慶を獲得しており、昨季自身キャリアハイとなる7ゴールを記録した知念のゴール量産にも期待がかかる。
そしてもう一人のストライカーがアカデミー出身の垣田裕暉である。2016年にトップチームへ昇格した垣田は、翌年からツエーゲン金沢、徳島ヴォルティス、サガン鳥栖で武者修行を続ける。金沢では3年間でJ2リーグ戦20ゴール、20年には徳島で17ゴールと得点を重ね、得点源として活躍。徳島2年目と鳥栖ではJ1でも修行を重ね、7年ぶりに鹿島へと戻ってきた。
鈴木優磨とのコンビやアタッカー陣との連携が重要になってくるだろう。鈴木や垣田、知念に加えて、須藤直輝や染野唯月らの若手復帰組による攻撃陣、昌子や関川など守備陣のポジション争いと、既存メンバーと復帰組での競争がより鹿島を強くするはずだ。