後半戦のPSGは調子が上がってこない photo/Getty Images
スペインの未来背負うFWをどう伸ばす
勝負のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ・バイエルン戦を前に、パリ・サンジェルマンに嫌な空気が漂っている。
FIFAワールドカップ・カタール大会による中断期間が明けてからはリーグ戦でも取りこぼしがあったが、8日にはクープ・ドゥ・フランスのベスト16でマルセイユに1-2で敗れてしまった。
パリはこの後11日の国内リーグ・モナコ戦を挟み、14日にバイエルンとの1stレグだ。このカードは今季のCLベスト16の中でも注目カードの1つで、両チームとも優勝を狙うだけのタレントは揃えている。特にパリはムバッペ、リオネル・メッシ、ネイマールらを軸に今季こそ悲願の欧州制覇を果たしたいはずで、クラブのCLに懸ける思いは強いはず。
今季前半戦は快調なスタートだったが、ワールドカップを戦ったアルゼンチン代表のメッシやフランス代表のムバッペ、ベスト8で敗れたことによるショックが大きいであろうブラジル代表のネイマールら疲労&モチベーションが気になる後半戦のスタートとなってしまった。
仏『Foot Mercato』はこのままで大丈夫かと不安視しており、SNS上では「バイエルンに負け、リーグ・アン王者で終わる」、「ムバッペ抜きでバイエルン戦突破はない」、「CLはバイエルンが3-1でPSGを破り、リーグはマルセイユに敗れて2位。そして夏にメッシとムバッペが抜ける」などネガティヴな予想も寄せられている。
CLで特別なスイッチが入ればいいが、バイエルン戦へパリは100%の状態へ仕上げられるのか。11日に対戦するモナコも楽な相手ではなく、ここでも勝ち点3を取りこぼすことがあればリーグ制覇の方も心配すべきかもしれない。