今季の目玉補強だったリシャルリソン photo/Getty Images
W杯では大活躍だった
FIFAワールドカップ・カタール大会でスーパーなバイシクルシュートを決めた勢いはどこへいったのか。ブラジル代表のセンターフォワードとしてカタール大会で活躍したFWリシャルリソンだが、所属するトッテナムでは苦戦が続いている。
昨夏にエヴァートンから獲得されたリシャルリソンは、トッテナムにとっては目玉補強の1つだったはず。しかも今季は開幕から韓国代表FWソン・フンミンの調子が上がらず、リシャルリソンにとってはポジションを獲得するチャンスだった。
だが、リシャルリソンは今季プレミアリーグで0ゴールだ。チャンピオンズリーグではゴールを決めているものの、リーグ戦無得点はトッテナム指揮官アントニオ・コンテにとっても予想外の結果だっただろう。
19日に行われたウェストハム戦ではついに不調のソン・フンミンがベンチに下がり、前線はハリー・ケインを頂点にデヤン・クルゼフスキとリシャルリソンがサポートするスタメンが選択された。ところが、リシャルリソンはこのゲームでも得点を奪えず。
ウェストハム戦ではデュエル勝利数4回、タックル成功数3回、枠内シュート2本など良い場面もあったが、やはりアタッカーとしてはゴールが欲しいだろう。何よりトッテナムは獲得に6000万ポンドを投じており、2月時点で無得点は納得できる成績ではない。
このウェストハム戦では途中出場したソン・フンミンがゴールを決めており、今冬にはオランダ人FWアルノー・ダンジュマも加わった。リシャルリソンの立ち位置は再び不安定なものとなるかもしれない。
SNS上でも、「過大評価だ」、「6000万ポンドのFWが2月時点で初ゴールを待っているとは」、「今世紀最悪の補強の1つに入るべき」など厳しい意見も出ている。ブラジル代表のスタメンに入るだけの実力者なのは確かだが、新天地トッテナムでのスタートは思い描いたものとは異なっている(データは『Squawka』より)。
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