EFL杯でマンUを優勝へと導いたテン・ハーグ photo/Getty Images
就任1年目からタイトル獲得
2013年にサー・アレックス・ファーガソンが勇退して以降、苦しい時期を多く過ごしてきたマンチェスター・ユナイテッドだが、ついにこの名門の未来に光を灯す指導者が現れたか。
マンUは近年、デイビッド・モイーズやルイ・ファン・ハール、ジョゼ・モウリーニョ、オーレ・グンナー・スールシャールなど多くの指揮官がチームの立て直しを図ってきた。
そんな中、今季からエリック・テン・ハーグが指揮官に就任。リーグの開幕戦から2連敗と立ち上がりこそ躓いたが、第3節以降は着実に勝ち点を積み上げ、安定した結果を残している。それどころか、最近チームはさらに調子を上げており、リーグ戦では直近11試合で8勝2分1敗。首位アーセナルと2位マンチェスター・シティを猛追しており、まだまだ優勝の可能性を残している。
また、FA杯では順調にコマを進めており、ヨーロッパリーグではバルセロナを退けてベスト16へ進出。EFL杯では決勝でニューカッスルを撃破し、就任1年目からさっそくタイトルをもたらした。今季はすべてのコンペティションでしっかりとした戦いができており、これは近年のマンUではあまり見られなかった姿かもしれない。
先日、そんなテン・ハーグをクラブのOBであるウェイン・ルーニー(現D.C.ユナイテッド監督)も大絶賛。英『Daily Mail』によると、インタビューで「彼(テン・ハーグ)はまさに、マンチェスター・ユナイテッドが数年前から必要としていた人物だ。選手たちの考え方や自信、信念を変えたと思う。
チームの規律を正し、忖度のない起用や巧みな采配でマンUを導くテン・ハーグ。ついに“サーの後継”が見つかったかもしれない。今季、テン・ハーグがマンUにいくつのタイトルをもたらすのか注目だ。