復帰早々からローマの主力となっているワイナルドゥム photo/Getty Images
オランダ代表でも再び主力候補に
怪我から復帰し、急激に評価を取り戻しているのがローマMFジョルジニオ・ワイナルドゥムだ。
ワイナルドゥムは2021年にリヴァプールを離れてパリ・サンジェルマンへ移籍したものの、ポジションを確保できずに1年後ローマへレンタル移籍。
復帰したのは今年2月。リヴァプールで長く主力を務めてきただけあって実力は高く、指揮官ジョゼ・モウリーニョは早々にワイナルドゥムをスタメンに固定。ワイナルドゥムもその期待に応え、3月5日のサッスオーロ戦でセリエA初ゴールを記録すると、今月2日のサンプドリア戦では左サイドからのクロスに頭で合わせて先制点を奪っている。
オランダ代表での信頼も厚い。代表を指揮するロナルド・クーマンは3月に行われたEURO2024予選にワイナルドゥムを招集し、24日のフランス戦ではフル出場している。結果は0-4と散々だったが、久々となる代表戦でのフル出場は特別な感覚があったはずだ。前回のEURO2020ではチームの中心的人物だっただけに、来年の本大会でも中盤を統率するリーダーとしてスタメンに入ることになるかもしれない。
伊『Gazzetta dello Sport』はパリ・サンジェルマンからレンタルで加わっているワイナルドゥムにとって、運命を決める2カ月になると取り上げている。ローマが完全移籍での獲得を望むのか、それとも夏にパリへ戻るのか。現時点ではローマの中盤に欠かせない選手に思えるが、再び評価を上げているワイナルドゥムのキャリアがどう動いていくのか注目される。