フィオレンティーナでプレイするカブラル photo/Getty Images
カップ2冠のチャンスを残す
今季序盤は調子が上がらないところがあったが、イタリア・フィオレンティーナのギアが上がってきた。
印象的なのはカップ戦での奮闘で、コッパ・イタリアではファイナルへ進出。
さらにチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグに次ぐ第3の欧州カップ戦としてスタートしたカンファレンスリーグでも準決勝へ駒を進めており、こちらも狙うは優勝だ。
そのチームでカギを握るのは、昨年冬にスイスのバーゼルから加入したブラジル人FWアルトゥール・カブラル(25)だ。
バーゼルでは2020-21シーズンに18ゴールを挙げ、スイス国内リーグ得点王にも輝いている。その活躍からブラジル代表候補にもなっており、186cmのサイズを誇る本格派ストライカーとしてフィオレンティーナでも期待されてきた。
セリエAでは今季7ゴールと、そこまでペースが上がっていない。しかし、カンファレンスリーグの方では11試合で6ゴールと活躍。チームの準決勝進出に大きく貢献している。
本人もセリエAへの適応にやや苦労したところもあったようだが、徐々に手応えを掴んできたとコメントしている。
「僕にとってゴールとは常に幸福の瞬間なんだ。僕のフォームは、チームの優れたパフォーマンスと一致している。チームはどんどん良くなっているし、得点数も増えてきた。
フィオレンティーナは昨夏にレアル・マドリードからFWルカ・ヨビッチも加えており、ヨビッチもカンファレンスリーグでは6ゴールを挙げるなどカップ戦で結果を残している。
準決勝の相手はカブラルにとっての古巣バーゼルで、フィオレンティーナがカップ2冠へ届くのか注目される。