スイスリーグ得点王の実力発揮へ UECL&コッパ・イタリアで...の画像はこちら >>

フィオレンティーナでプレイするカブラル photo/Getty Images

カップ2冠のチャンスを残す

今季序盤は調子が上がらないところがあったが、イタリア・フィオレンティーナのギアが上がってきた。

印象的なのはカップ戦での奮闘で、コッパ・イタリアではファイナルへ進出。

今月24日にインテルとのファイナルへ臨むことになっており、一発勝負ならば勝つチャンスがあるはずだ。

さらにチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグに次ぐ第3の欧州カップ戦としてスタートしたカンファレンスリーグでも準決勝へ駒を進めており、こちらも狙うは優勝だ。

そのチームでカギを握るのは、昨年冬にスイスのバーゼルから加入したブラジル人FWアルトゥール・カブラル(25)だ。

バーゼルでは2020-21シーズンに18ゴールを挙げ、スイス国内リーグ得点王にも輝いている。その活躍からブラジル代表候補にもなっており、186cmのサイズを誇る本格派ストライカーとしてフィオレンティーナでも期待されてきた。

セリエAでは今季7ゴールと、そこまでペースが上がっていない。しかし、カンファレンスリーグの方では11試合で6ゴールと活躍。チームの準決勝進出に大きく貢献している。

本人もセリエAへの適応にやや苦労したところもあったようだが、徐々に手応えを掴んできたとコメントしている。

「僕にとってゴールとは常に幸福の瞬間なんだ。僕のフォームは、チームの優れたパフォーマンスと一致している。チームはどんどん良くなっているし、得点数も増えてきた。
僕もチームと一緒に成長している。順応するのに時間がかかったけど、今では成果が見えてきている。フィオレンティーナに来てから1年になるけど、改善し続けることが目標だと口にしてきた。実際にそれが出来ていると思う。チームをさらに助けるべく成長したいね」(伊『Fiorentinanews.com』より)。

フィオレンティーナは昨夏にレアル・マドリードからFWルカ・ヨビッチも加えており、ヨビッチもカンファレンスリーグでは6ゴールを挙げるなどカップ戦で結果を残している。

準決勝の相手はカブラルにとっての古巣バーゼルで、フィオレンティーナがカップ2冠へ届くのか注目される。

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