2ndレグは途中出場となったリュディガー photo/Getty Images
試合前から疑問の声も
17日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、マンチェスター・シティVSレアル・マドリードの一戦はホームのマンCが4-0と完勝を収めた。
マンCの完成度が高かったのは言うまでもないが、気になるのはレアル指揮官カルロ・アンチェロッティの人選か。
スペイン『MARCA』は、試合開始直前の段階からDFアントニオ・リュディガーがスタメンに入っていないことに疑問を投げかけていた。
先週の1stレグはDFエデル・ミリトンが累積警告の影響で出場停止となっていたため、レアルは右サイドバックにダニエル・カルバハル、左サイドバックにエドゥアルド・カマヴィンガ、センターバックはリュディガーとダビド・アラバがコンビを組んでいた。
フィジカルに定評あるリュディガーはマンCのFWアーリング・ハーランド封じに奮闘しており、1stレグはハーランドに仕事をさせなかった。2ndレグでもリュディガーを起用しても良かったはずだ。
しかし、アンチェロッティはリュディガーをベンチスタートとし、ミリトンとアラバのセンターバックコンビを選んだ。
結果論ではあるが、SNSでは試合前にもサポーターから疑問の声が出ていた。
「アンチェロッティはリュディガーがハーランドを止めたことを忘れたのか」
「クロースのアンカーは危険」
「アラバを左SB、カマヴィンガを中央へ配するべき」
「リュディガーのベンチは理解できない」
その後アンチェロッティは63分にMFルカ・モドリッチを下げ、代わりにリュディガーを投入。アラバが左サイドバックへと移動し、カマヴィンガが中盤へと入った。アラバの左サイドバックにも疑問はあるが、この最終ラインの形でゲームへ入ることも出来ただろう。
序盤よりレアルのプランはヒットせず、前半だけで勝負を決められてしまった。マンCのパフォーマンスを称えるべきだろうが、レアルとしてはあまりに屈辱的な敗北となってしまった。