2ndレグでシティに大敗したレアル photo/Getty Images
ベテラン選手たちの衰えを感じる夜に?
たった1試合で評価を決めるのは早すぎるが、先日行われたチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでマンチェスター・シティに0‐4の大敗を喫したレアル・マドリードには嫌なムードが漂っている。
シティの完成度が高かったのは確かだが、どこかレアルのセンターラインに入るベテラン選手たちの衰えを感じるゲームとなってしまった。
英『The Guardian』もあまりにショッキングな敗北だったとシティ戦を振り返る。一夜で衰えを痛感するような形となってしまい、CL連覇を目指していたクラブとサポーターは厳しい現実を目にすることとなった。やはり世代交代を含め、今のレアルは過渡期を迎えているのだろう。
「今のマドリーが過渡期、世代交代の時を迎えていることは誰もが知っていたが、それを一夜で痛感するとは予想していなかった。モドリッチの63分間は酷かったし、クロースも立ち上がりが良くなかった。ベンゼマも老けて見えた」
「今回のゲームは数字が多くを物語る。シティが最初のゴールを決めた段階で、シティはマドリーの30本に対して196本のパスを成功させていた。レアルはロドリゴがこのゲームで最初にボールに触れるまで14分もかかっている」
今夏にはドルトムントMFジュード・ベリンガム獲得案も噂されるが、世代交代へ動いていく夏となるだろう。リーガ・エスパニョーラはライバルのバルセロナに奪われたものの、スペイン国王杯とCLを獲れれば問題なしとの考えで終盤戦をこなしてきたレアルだが、シティ相手の完敗劇でネガティブな空気が広がっている。