今冬チェルシーに加わったムドリク photo/Getty Images
まだ最終評価を下すには早すぎるが……
今冬加入したばかりの選手には厳しすぎるかもしれないが、シャフタール・ドネツクからチェルシーへ加入したFWミハイロ・ムドリクのイングランド生活はなかなか難しいスタートとなった。
ムドリクの獲得には複数のクラブが名乗りを挙げ、最終的にはチェルシーが8900万ポンドもの移籍金で争奪戦に勝利。
しかし、不運なことにチェルシーはチーム状態が不安定だった。ムドリクもプレミアリーグへの適応に苦戦し、今季後半戦15試合に出場して0ゴール2アシストと期待に応えられなかった。
今季の戦いが終了したタイミングで英『Daily Mail』は『今季のプレミアワースト補強TOP10』なるリストを作成しているが、そのワースト1位にはムドリクを選んでいる。シーズン途中となる冬の加入だった選手がワースト1位とは厳しすぎるようにも思えるが、8900万ポンドの金額はそれほど衝撃が大きかったか。
ワースト5位には同じくチェルシーよりDFマルク・ククレジャ、4位は6000万ポンドでトッテナムに加わったFWリシャルリソン、3位はノッティンガム・フォレストで無得点に終わったMFジェシー・リンガード、2位は今冬リーズ・ユナイテッドに加わったFWジョルジニオ・ラターとなっており、冬の新戦力が1位と2位になってしまっている。
ムドリクに関しては、新シーズンより指揮官に就任したマウリシオ・ポチェッティーノの手腕次第か。まだ半年で評価を下すには早すぎるはずで、若手育成に長けるポチェッティーノならば“ウクライナのネイマール”とも呼ばれるムドリクを覚醒させられるかもしれない。