サッカー界を代表するスーパースターのメッシ photo/Getty Images
3年後のW杯へ気になるサッカー熱
今月7日、アメリカ・MLSのインテル・マイアミがアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ獲得を発表した。
これまでもアンドレア・ピルロやダビド・ビジャ、バスティアン・シュバインシュタイガー、スティーブン・ジェラード、ズラタン・イブラヒモビッチ、デイビッド・ベッカムなど、MLSでは多くのスタープレイヤーがプレイしてきた。
もちろん知名度も過去のスタープレイヤーを上回るはず。バルセロナでの活躍に加え、昨年には悲願のワールドカップ制覇も果たした。気になるのは、メッシがアメリカ・サッカー界に与える影響だ。
バルセロナとパリ・サンジェルマンでチームメイトだったFWネイマールは「レオがアメリカのリーグを変えると確信している。リーグの人気はさらに高まると信じている。彼のプレイを楽しむべきだよ」(『ESPN』より)とコメントしている。
何よりアメリカは2026年にカナダ、メキシコとの共催で行うワールドカップを控えている。3年後に向けてMLSからサッカー人気を高めたいとの思惑があるはずで、タイミング的にもメッシの加入はベストに近い。アメリカ国内でサッカー熱が上昇するシナリオも考えられる。
移籍するインテル・マイアミは今季のMLSではイースタン・カンファレンスの最下位に沈んでおり、お世辞にも強いチームとは言えない。
果たしてアメリカのサッカー界は3年後のワールドカップへどう変わっていくのか。アメフト(NFL)、バスケットボール(NBA)、野球(MLB)、アイスホッケー(NHL)の4大スポーツに割って入る可能性もあり、メッシがアメリカのサッカー界に何をもたらすのか楽しみだ。