U-21ノルウェー代表で10番を任されるボブ photo/Getty Images
タレント軍団のU-21イタリアを粉砕
28日、U-21欧州選手権のグループステージ最終節が行われ、タレント集団として期待されていたU-21イタリア代表がまさかのグループステージ敗退の屈辱を味わうことになった。最終節でイタリアを1-0のスコアで沈めたのは、U-21ノルウェー代表だ。
タレント力ではイタリアの方が上だったが、ノルウェーにも面白いタレントはいる。この試合前に伊『Gazzetta dello Sport』が「ノルウェーのメッシ」と呼んで警戒していたのは、マンチェスター・シティのU-21カテゴリーで技を磨く19歳のオスカー・ボブだ。
2019年よりシティに加わったボブはレフティーの攻撃的MFで、U-21ノルウェー代表では10番を任されている。今季はマンCにてU-21のカテゴリーで6ゴール16アシストと見事な成績を残しており、ノルウェー期待の星というわけだ。
現在のノルウェー代表ではFWアーリング・ハーランド、MFマルティン・ウーデゴーが中心となっているが、同メディアは近い将来ボブがそこに絡む可能性があると主張。絶対的エースのハーランドをウーデゴーとボブの天才レフティーコンビがサポートする形が実現するかもしれない。ボブは右のウイングにも入れるため、トップ下にウーデゴー、右にボブなんて組み合わせもある。
また、今回のイタリア戦で決勝ゴールを奪った22歳のFWエリック・ボッタイムも今後が楽しみな選手だ。自国ノルウェーのボデ・グリムトに在籍していた2021年シーズンには計23ゴールを記録し、チームのリーグ制覇にも貢献。今季からは活躍の場をイタリア・セリエAのサレルニターナへ移している。
さらに昨年9月のチャンピオンズリーグ・FCポルト戦で17歳ながらゴールを奪った『ノルウェーのネイマール』ことクラブ・ブルージュFWアントニオ・ヌサ(18)もU-21ノルウェー代表メンバーに名を連ねている。
今回のU-21欧州選手権はグループ敗退に終わったが、ノルウェーは今後が楽しみなチームだ。