プレシーズンマッチを指揮するクロップ photo/Getty Images
もう少し中盤の底を固めたい
新戦力としてMFアレクシス・マックアリスター、MFドミニク・ショボスライを獲得したリヴァプール。しかしそれ以上に中盤には移籍の話が多く持ち上がっており、引き続きの補強は必須となる。
中盤の選手としては、すでにジェイムズ・ミルナー、アレックス・オックスレイド・チェンバレン、ナビ・ケイタらがチームを離れている。さらにジョーダン・ヘンダーソンをはじめ、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラらにも移籍の噂があり、ヘンダーソンはサウジアラビアのアル・イテファクへの移籍が秒読みの段階と思われる。
中盤が一新される可能性が高いリヴァプール。ユルゲン・クロップ監督はチームを大きく変化させる必要に迫られている。さまざまな選手の名が獲得リストに挙がっているはずだが、英『Mail Sport』は可能性のある8名をピックアップしている。
ロメオ・ラヴィア(サウサンプトン)
シェイク・ドゥクレ(クリスタル・パレス)
ソフィアン・アムラバト(フィオレンティーナ)
ライアン・グラフェンベルフ(バイエルン・ミュンヘン)
オーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード)
カルヴィン・フィリップス(マンチェスター・シティ)
ジョアン・パリーニャ(フラム)
ヘンダーソン、ファビーニョら複数のベテランの退団を考えると、ラヴィアのような10代の選手の獲得はそれだけでは十分ではないと『Daily Mail』は指摘している。守備的な仕事ができる選手と考えると、ドゥクレやアムラバトは妥当な選択になるだろうか。
グラフェンベルフやフィリップスのように所属クラブで出番を得られていない選手を狙うのも選択肢だが、出番を得られていないことには理由があると考えるべきで、それなりのリスクはあるだろう。チュアメニはジュード・ベリンガムの加入があったとはいえ、レアルが放出する可能性は高くないと思われる。そうなるとプレミア経験者でファビーニョらの代わりもできそうなパリーニャは、本人にとってもステップアップとなるため狙いどころなのかもしれない。
DFトレント・アレクサンダー・アーノルドをMFとして起用するなどの方法もありそうだが、いずれにしてももう少し枚数を確保したいところ。有能な攻撃的MFは確保しただけに、底を固めることが急務となるか。