ベスト16でアメリカを撃破してきたスウェーデン photo/Getty Images
激戦必至のベスト8迫る
ここまで4試合を戦って14ゴール。圧倒的とも言えるなでしこジャパンの攻撃をどう止めるのか。
日本の場合はグループステージのザンビア戦やベスト16のノルウェー戦のようにポゼッション率を高めたところから相手を崩すパターンもあれば、グループステージのスペイン戦で見せたように堅守速攻も1つの武器になっている。
米『ESPN』もその柔軟性を評価しており、日本は相手によってスタイルを選ぶことができる。一方のスウェーデンはベスト16のアメリカ戦でも見せたように、フィジカルが1つの武器だ。ベスト16は相手がアメリカだったこともあるが、スウェーデンは必死に体を張ってアメリカの猛攻を凌いでいた。なでしこ相手にも、この粘りがポイントになるだろう。同メディアもその展開を予想している。
「日本があらゆるスタイルでプレイできるチームなのに対し、スウェーデンはこれまでのところボールを奪うためのプレスとフィジカルを重視しており、ボールを奪ってからはダイレクトな攻撃、あるいはセットプレイを活かすことを好む。彼女たちはフィジカルで日本を止めるつもりだ」
スウェーデンのアシスタントコーチを務めるマヌグス・ウィクマンも、「我々はデュエルに挑み、フィジカル面で対抗しないといけない。ボールを奪うために多くの距離を走らないといけないよ」とハードに戦う姿勢を選手たちに求めている。
日本もデュエル面で強くなっているが、ノルウェー戦でも空中戦から失点したように、やはりサイズやパワーの違いはある。