クロースも念願の(?)襟なしシャツを着用 photo/Getty Images
「襟付きはよくない」と発言
いよいよ欧州サッカーも新シーズン開幕を迎える。英プレミアリーグはひと足先に開幕、ラ・リーガもそれに続き、また熱い戦いの日々が帰ってくることはサッカーファンにとってこのうえない喜びだ。
新シーズンに、新しくなったユニフォームを見るのもまた楽しみのひとつ。すでにプレシーズンマッチなどでは着用されているため、そろそろ新デザインも見慣れてきた頃ではないだろうか。
この新シーズンのユニフォームについてざっと俯瞰してみると、ひとつの傾向がある。圧倒的に“襟なし”のシャツが多いのだ。アディダス社が手がけるレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルなどのシャツは、昨季は襟付きだったが、今季は襟なし。ナイキ社が手がけるバルセロナやリヴァプールも襟なし。プーマ社が手がけるマンチェスター・シティもホームキットは襟なしだが、開幕節で着用されたアウェイキットには小さな襟がついている。大手サプライヤーの手がけるシャツの多くが“襟なし”だ。
ここで思い出されるのが、昨季のレアルMFトニ・クロースの発言だ。弟とともに発信しているポッドキャスト『Einfach mal luppen』で、昨シーズンの襟付きシャツへの不満をあらわにしていたことが話題となっていた。
「今季は襟付きのユニフォームだが、ポロシャツはフットボールのシャツではない」
「これはすべてのメーカーに宛てたコメントだよ。こんなのはダメだ。
クロースの発言を知ってか知らずか、今季は多くのクラブが襟なしを着用することになった。どうやら、首まわりスッキリがトレンドのようだ。クロースも快適な襟なしシャツをまとうことになり、今季はよりよいパフォーマンスを見せてくれるかもしれない。