トナーリも序盤からフィットしている photo/Getty Images
中盤の厚みは強豪とも戦える
今夏のニューカッスルにとって目玉補強となったのが、ミランから加えたイタリア代表MFサンドロ・トナーリだ。
ニューカッスルはトナーリ獲得に5500万ポンドを費やしたとされており、トナーリ獲得へ向けた動きは非常に素早かった。
その効果は早くも出ている。開幕からトナーリはスタメンとして重要な役割を果たしており、初のプレミアリーグも適応に苦労している様子はない。開幕戦からゴールを決めるなど、早くもサポーターのハートを掴みつつある。
英『The Guardian』もトナーリが加わったニューカッスルの中盤を高く評価する。ここはトナーリ、ブルーノ・ギマランイスに加え、大型MFジョエリントンなどハードに戦える選手が揃っているのだ。
「ジョエリントンがパトリック・ヴィエラのようなプレイを見せ、他にも大幅に成長したショーン・ロングスタッフ、才能ある20歳のエリオット・アンダーソンなど、ニューカッスルの中盤は強力だ。おそらく、90年代以来では彼らにとって最もエネルギーのある中盤だ」
ハムストリングの故障で離脱しているジョー・ウィロックも戻れば、さらに層は厚くなる。派手さはないかもしれないが、強豪とも互角に渡り合えるファイター揃いな中盤だ。
また、トナーリはボールを落ち着かせることもできる。指揮官エディ・ハウの下で高い位置からアグレッシブにプレスをかける堅守速攻はチームに染み付いてきているため、同メディアはトナーリを軸にポゼッションの部分も改善できればさらに上を目指せると期待をかける。今季の課題があるとすれば、戦い方の引き出しを増やすことだろうか。
先日は10人になったリヴァプールに1-2と手痛い逆転負けを喫したが、試合内容は悪くなかった。