ミランに加入したヨビッチ photo/Getty Images
ジルーに代わるオプションとなるか
今夏に積極的な補強を展開したミランでは、早くもMFタイアニ・ラインデルスやFWクリスティアン・プリシッチなど新戦力が好パフォーマンスを見せている。
中盤とウイングは確実に層が厚くなっているが、気になるのがセンターフォワードだ。
しかし、長期のシーズンを戦っていくにはジルーに代わる2番手、3番手FWの存在も重要になる。期待される戦力の1人がFWルカ・ヨビッチだ。
ヨビッチは今夏にフィオレンティーナからフリーでミランに加入しており、ドイツのフランクフルトでプレイしていた2018-19シーズンにはブンデスリーガで17ゴールを奪った実績もある。その後移籍したレアル・マドリードでは結果を残せず苦しんだが、フランクフルトで見せていた得点力は偶然のものではないはずだ。
伊『Tuttomercato』によると、ヨビッチも新天地ミランでの成功に燃えている。
「このようなビッグクラブでプレイできることは大変光栄だし、本当に満足している。チームの目標を達成すべく全力を尽くすよ。ミラン行きを望んでいたし、他のオファーはすべて拒否した。ミランとは数年前にも話し合いがあった。3年前、僕がレアル・マドリードにいたときに声をかけてもらったけど、その時はうまくいかなかった。でも今、僕はここにいる」
センターフォワードではザルツブルクからノア・オカフォーも獲得しているが、23歳と若いオカフォーは未知数なところも多い。
ヨビッチがジルーに次ぐ2番手のオプションとなれば頼もしいが、分かりやすい結果を残せるだろうか。昨季もフィオレンティーナの一員としてセリエAで6ゴールを奪っており、リーグの環境にはある程度慣れたはず。スクデット奪還へのキーマンとなれるか注目される。