昨季ファイナリストのインテルも手堅く強い photo/Getty Images
昨季はインテルがファイナルまで駒を進めた
2010年代のチャンピオンオンズリーグではスペイン勢やドイツ勢、イングランド勢に押されているところがあったが、イタリア勢完全復活なるだろうか。
昨季はナポリ、ミラン、インテルの3チームが決勝トーナメントへ進み、インテルはファイナルまで駒を進めた。
伊『Gazzetta dello Sport』は今季のイタリア勢にも高い評価をつけている。今季は4チームを決勝トーナメントへ送り込むチャンスがあるのだ。
まず昨季ファイナリストのインテルは、レアル・ソシエダ、ザルツブルク、ベンフィカと同居したグループDで1勝1分の2位につけている。ソシエダ相手には引き分けたが、インテルの安定感は昨季以上だ。それほど難しいグループではないため、勝ち上がる可能性が高い。
先日の第2節でセルティックを撃破したラツィオも勝ち点を4に伸ばし、グループEの2位につけている。国内リーグでは調子の上がらないところがあるが、グループEの顔ぶれもアトレティコ・マドリード、セルティック、フェイエノールトとそこまでハイレベルなものではない。今のところはアトレティコとラツィオが勝ち抜け候補だ。
グループCのナポリも勝ち抜け候補だ。第2節ではグループ最大のライバルであるレアル・マドリードに敗れたが、これは想定の範囲内だろう。他はブラガ、ウニオン・ベルリンとなっており、ナポリが実力では上回る。
最も読めないのは、死のグループFに入ったミランだ。ドルトムント、パリ・サンジェルマン、ニューカッスルと同居する厳しいグループで、ミランは2戦連続スコアレスドローと渋いスタートだ。
しかしホームで行われたニューカッスルとの第1節は試合全体を支配できており、PSGとドルトムントは国内リーグで少々元気がない。ミランにも十分チャンスはあるはずだ。
CLでの躍進はセリエAのレベルアップを意味するものとなるが、今季は決勝トーナメントへ4チーム送り込めるだろうか。