今節はAZに敗れたアヤックス photo/Getty Images
ポゼッション率こそ高いが……
7日にエールディヴィジ第8節でAZと対戦したアヤックスは、ホームで1-2と敗れてしまった。これでアヤックスは今季リーグ戦6試合を戦って1勝2分3敗となり、順位はまさかの降格圏の16位である。
エールディヴィジを長く支配してきた名門とは思えぬ姿で、スペイン『Mundo Deportivo』も「アヤックスが降格圏にいるのは驚くべきことであり、異常な状況」と驚いている。
毎年のように主力選手が引き抜かれてきたとはいえ、6試合で1勝のみのスタートはショックが大きい。8ゴールしか奪えていない攻撃陣も寂しすぎる。
アヤックスより消化試合が2試合多いが、首位を走るPSVは8試合で27ゴール、4位フェイエノールトは28ゴールを奪っており、アヤックスとは4倍近い差がついている。アヤックスやPSVといった名門はいつの時代も高い攻撃力で相手を圧倒してきたが、今のアヤックスにその力はないのだ。
アヤックスは平均ポゼッション率こそ61.6%と高く、この数字は65.3%のPSVに次いでリーグ2番目の多さだ。しかしアヤックスは1試合平均シュート数が13.8本、対するPSVは25.4本とかなり差がある。アヤックスはボールこそ保持しているが、なかなかシュートチャンスを演出できていない印象だ。
トップ4にも入れないとなれば衝撃だが、エールディヴィジの勢力図はこのまま変わってしまうのか。アヤックスは深刻な状況に陥っている。